【冬タイヤ】なぜスタッドレスをインチダウンするのか?

クルマ
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スタッドレスタイヤを買おうと思ったんだけど、

何年か前より随分と値上がりしているね。

最近は毎年値上げされているね。

コストを抑えるために、インチダウンして探してみるのはどうかな?

純正より小さいサイズを買うってこと?

それって大丈夫なのかな?

夏タイヤより冬タイヤをインチダウンするのは一般的だよ。

メリット・デメリット、注意点について説明するね!

【冬タイヤ】なぜスタッドレスをインチダウンするのか?

タイヤサイズの見方

ネットや店頭で並んでいるタイヤには商品名に「195/55R15 85H」のようなサイズ表示があります。

超かんたんに説明すると、
①がタイヤの幅(単位はミリメートル)
②は扁平率といって、タイヤの厚み(単位は①の何%か、下の図であれば195の50%=97.5ミリメートル)
③は適合するホイールのサイズ(下の図であれば16インチ)
基本的にこれだけ確認すれば大丈夫。

タイヤのサイズ表記表の説明図

インチダウンのメリット

価格が安い

「コストを抑えるため」とは言いましたが、実際にどれくらい押さえられるのか。

例として、「スズキ スイフトスポーツ」の純正タイヤである”195/50/R16”を”195/55/R15”へインチダウンした場合、どれくらいの価格差があるのかを比較してみましょう。

銘柄は例としてナンカンのAW-1という冬タイヤで比較します。

サイズ1本価格4本価格
純正195/50/R1610,590円42,360円
純正1インチダウン195/55/R157,790円31,160円
差額2,800円11,200円

価格差は4本で11,200円。

平均的に3年ほどで交換するタイヤで、この価格差はインチダウンのメリットと言えます。

クルマへのダメージが低減する

積雪路面にあるのは、柔らかい雪だけではありません。
踏み固められた雪や氷の粒など、ある程度の大きさの固いものを踏むことになり、
その時の衝撃はホイールや足回りに確実なダメージを加えます。
ホイールが小さくなると言うことは必然的にタイヤの厚みが増すことになるので、
それがクッションの役割を果たし、ダメージの軽減に繋がります。

乗り心地が良くなる

先の項と被りますが、クルマに優しいということは、乗っている人にも優しいと言うことです。

夏シーズンよりも凹凸や段差の多い冬の路面ですが、厚くなったタイヤがクッションの役割で、乗り心地が向上します。

インチダウンのデメリット

グリップ力が下がる?

某カー用品チェーンのホームページで”インチダウン”と”サイズダウン”のデメリットが混同して書かれているのを見かけましたが、まず言いたいのがインチダウンでグリップ力は下がりません。

”インチダウン”と”サイズダウン”は違うためです。

先ほどの図で説明した”①タイヤ幅”を下げてしまうと路面との接地面が減るため、グリップ力の低下に繋がり、凍結路面では危険です(これがサイズダウン)。

対して接地圧は上がるため、積雪に有利という考え方もありますが、積雪するような地域はどこが凍結しているか分からないため、”①タイヤ幅”の変更はオススメしません。

コーナリング時の安定性悪化

タイヤの厚みが増すと言うことは、それだけタイヤがたわみ易くなると言うこと。

多少の違和感はあるかもしれませんが、スタッドレスタイヤで峠道を攻めるわけでも無ければ、デメリットと捉える必要もありません。

見た目が格好悪い

クルマ好きの間では「ホイールは大きければ大きいほど、タイヤは薄ければ薄いほどに格好いい」と言った風潮があるため、これが一番のデメリットと言えます。

私も気持ちは分かりますが”価格”との兼ね合いだと思います。

まとめ

インチダウンすることによる価格差、
ホイールが小さく、タイヤが厚くなることでクルマが格好悪くなってしまう。
この2点を天秤にかけて選択するのが良いと思います。

特に価格面については、
最近のクルマはインチ数が高く、扁平率が低い傾向にあるので、想像より安くなることも多いです。
店頭やネットで1度比較してみることをオススメします。


最後まで読んで頂きありがとうございました。記事の内容は以上になります。

よろしければ、もう1本記事を読んでいただければ嬉しいです。

以上みやこでした。

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